シャンプーするときのお湯の温度は何度が正解?美容師が解説します
普段あまり気にすることのない「シャンプー時のお湯の温度」
実はこれだけで、髪のまとまり方や頭皮の状態が大きく変わります
今日は、美容師の目線から“ちょうどいい温度”についてまとめてみました
最適なお湯の温度は 37〜38℃ が目安です
シャンプーでは 37〜38℃くらいの、少しぬるめのお湯 がちょうど良いと言われています
この温度が適している理由は
- 頭皮の必要な皮脂が残る
- 髪が乾燥しにくい
- カラーの色落ちがゆるやかになる
- 頭皮への刺激が少ない
日常的にこの温度を意識するだけで、髪の状態が落ち着きやすくなります
40℃以上のお湯は乾燥や色落ちの原因に
寒い季節はつい温度を上げたくなりますが
40℃以上のお湯 は髪と頭皮にはやや強めです
- 皮脂を落としすぎる
- カラーが抜けやすい
- キューティクルが開き、ダメージにつながる
といった理由から、できれば控えめの温度がおすすめです
冷たすぎるお湯も避けたい理由
逆に、35℃以下の冷たいお湯だと
- 汚れが落ちにくい
- 皮脂が残ってべたつく
- すっきり洗えない
などのデメリットがあります
シャンプー前の“予洗い”も仕上がりを左右します
お湯の温度と同じくらい大切なのが、最初の「予洗い」です
1分ほど、丁寧にすすぐだけで汚れの7〜8割が落ちる と言われています
ポイントは、
- 指の腹で軽く頭皮を動かす
- 髪の根元から毛先に向けて流す
これをするだけで泡立ちがよくなり、シャンプーの負担も減ります
カラー直後やダメージ毛は“少し低め”が合う場合も
カラーをした日や、ダメージが気になる髪の場合は
36〜37℃程度 の少しぬるめがより相性が良いです
キューティクルが開きすぎず、色持ちがよくなります
今日からできるシャンプーまとめ
- お湯の温度は 37〜38℃
- 予洗いは 約1分
- ゴシゴシせず、泡で洗う
- すすぎも丁寧に
特別なものを使わなくても、日々の小さな積み重ねで髪の扱いやすさが変わります
美容師として感じていること
これまで多くの髪を触ってきましたが、
毎日の習慣が積み重なって髪の状態に現れる方が本当に多いです。
お湯の温度は、今日からでもすぐに変えられるポイント。
無理のない範囲で意識してみてください。
意外とお客様が知らないことが多いので記事にしました


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